痔で座るのがつらいときのクッションの考え方

痔の症状がある時期は、座面が硬いだけで座ること自体がつらくなります。座り方の工夫で負担の出方は変わります。

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座面での圧の分散を示す図

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痔の症状があると座るのがつらくなる理由

座位では体重がお尻全体にかかりますが、硬い座面ではその圧が座骨まわりや会陰部に集中しやすくなります。痔の症状がある部位に圧が加わると、座っているだけで強い不快感につながります。

長時間の同一姿勢や、便座に近い硬さの椅子に座り続けることも、症状がある時期には負担になりやすい要因です。

座面選びで考えたいポイント

患部に直接圧がかからないよう、座骨で体重を受け止められる形状が基本的な考え方になります。円座(ドーナツ型)は中央を大きく抜くことで患部周辺の接触を避ける発想の座面ですが、外周のふちに体重が集まりやすい側面もあります。

  • 座骨を受けるくぼみで体重を左右に分散する
  • 沈み込みすぎない高密度で底付きを避ける
  • 尾骨・会陰まわりへの直接の圧を減らす形状
  • カバーを洗える(衛生的に使い続けられる)

円座型と座骨サポート型の違い

座面の抜き方によって、体重の受け止め方が異なります。症状や座る時間に応じて選び方を考える材料にしてください。

座面形状別の特徴
形状体重の受け止め方注意点
円座(ドーナツ型)外周のふちで受ける外周に圧が集中し姿勢が不安定になりやすい
座骨サポート+U字カット座骨で面として受ける長時間のデスクワークでも姿勢を保ちやすい
平らな座布団お尻全体で受ける患部への圧を避ける工夫がない
座面形状別の特徴
座ったときの体重のかかり方の図

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座る時間そのものを見直す

症状がある時期は、座面をどれだけ工夫しても長時間の連続した座位は負担になります。30分〜1時間ごとに立ち上がる、可能であれば横になって休む時間を作るなど、座る時間そのものを短くする工夫も必要です。

衛生面での注意

症状がある時期は患部周辺を清潔に保つことも重要です。カバーを外して洗えるクッションであれば、座面を清潔に保ちながら使い続けられます。

クッションは治療の代替ではない

本製品は座面の圧のかかり方を変える日用品であり、痔の治療を目的とした医療機器ではありません。出血が続く、痛みが強くなる、症状が長引くといった場合は、自己判断で様子を見ず、早めに肛門科など専門の医療機関を受診してください。

設置の向きを間違えないために

座骨サポートのくぼみとU字カットアウトは前後の向きが決まっています。切り欠きを背もたれ側に向けて置き、深く腰かけてから左右のお尻を軽く持ち上げて座骨の位置をくぼみに合わせます。向きを逆にすると患部への圧が減らず、期待した座り心地になりません。

座る時間帯による感じ方の違い

同じ症状でも、朝の座り始めと夕方以降で違和感の強さが変わることがあります。長時間座ったあとほど患部周辺の圧迫感が強くなりやすいため、座る時間が長くなりそうな日は、こまめに立ち上がる回数を増やすことも合わせて意識してください。

8cmの厚みで座面高が変わるときの調整

クッションを敷くと座面はおよそ8cm高くなります。ダイニングチェアやオフィスチェアでは机との距離が近くなり、肘や肩に余計な力が入ることがあります。机の高さが変えられない場合は、椅子の座面自体を数cm下げられるか確認し、それでも窮屈さが残るときは足元に踏み台を置いて膝の角度を保つと座りやすくなります。

使い始めてから合うかどうかを判断する目安

座ってすぐに痛みが和らぐとは限りません。数日使ってみて、座っている間の圧の集中が減ったと感じられるか、逆に特定の場所に当たる感覚が強くなっていないかを確認してください。座る向きやくぼみの位置を調整しても違和感が変わらない、症状がむしろ強くなると感じる場合は、無理に使い続けず使用を中止し、症状については医療機関に相談してください。

自宅と職場で座り方を統一する

自宅の椅子と職場の椅子で座面の硬さが違うと、片方だけ楽に感じてもう片方はつらいままということが起こります。同じクッションを持ち運べない場合は、職場用と自宅用の2つを用意し、どちらも座骨のくぼみが同じ向きに来るよう置き方を統一しておくと、一日を通して座面からの負担の出方が安定します。

座面以外に見直したい生活習慣

座面の工夫と合わせて、長時間同じ姿勢を取らない、便座に座る時間を必要以上に長くしない、水分と食物繊維を意識するといった生活習慣も、症状のある時期にはあわせて意識したいポイントです。座面の対策はこうした生活習慣の見直しを補う位置づけとして考えてください。

こんな方には向きません

  • 出血や強い痛みがある人(自己判断で使用を続けず受診を優先してください)
  • 手術後で医師から座位についての指示が出ている人はその指示を優先してください
  • 本製品を治療目的の医療機器として使いたい人
  • 座面の工夫だけで症状の完治を期待している人

ErgoPadは医療機器ではありません。痛みの治療や症状の改善をお約束するものではないため、痛みが続く場合・強くなる場合は医師にご相談ください。

ErgoPadの仕様

ErgoPadの仕様
商品名ErgoPad 低反発シートクッション
サイズ約 幅42cm × 奥行32cm × 高さ8cm(背もたれ立ち上がり付き)
重量約 900g
中材高密度低反発ウレタンフォーム
カバー通気性メッシュ/取り外して洗濯可能
底面滑り止めドット加工
形状尾骨を浮かせるU字カットアウト・座骨サポート構造
カラー全8色(在庫状況により変動)
対応シーンデスクワーク・在宅勤務・車の運転・車椅子・観戦・座敷

座面の圧のかかり方を変えるErgoPadの形状

ErgoPadは座骨を受ける2つのくぼみで体重を左右に分散し、尾骨の下はU字カットアウトで接地させません。円座のように外周だけで受けるのではなく、座骨という本来体重を受けるべき場所に体重を戻す考え方の形状です。

ただし本製品は医療機器ではなく、痔の治療や症状の改善を保証するものではありません。症状が続く場合は、本製品の使用にかかわらず医療機関の受診を優先してください。

よくある質問

痔が治りますか?

本製品は座面の圧のかかり方を変える日用品で、治療効果をうたうものではありません。症状が続く場合は医療機関を受診してください。

円座を使っていましたが、乗り換える意味はありますか?

円座は外周に圧が集まりやすい形状です。座骨で体重を受けたい方には座骨サポート型のほうが姿勢を保ちやすい場合があります。

手術後でも使えますか?

手術後の座位については担当医の指示が優先されます。使用の可否や時期は診察時にご相談ください。

オフィスで長時間座る仕事です。何に気をつければいいですか?

座面の工夫に加えて、30分〜1時間ごとに立ち上がるなど座る時間そのものを区切ることも大切です。

洗って清潔に保てますか?

カバーは取り外して洗濯できます。症状がある時期は特にこまめな洗濯をおすすめします。

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