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厚みで変わるのは「沈み込みの余裕」
座面クッションの厚みは、単純にクッションの高さを指すのではなく、体重をかけたときにどれだけ潰れる余地があるかを表します。薄いクッションは座った瞬間に潰れきってしまい、下にある硬い座面の感触がそのまま尾骨や座骨に伝わります。これを「底付き」と呼びます。
一方で厚みだけを増やしても、中材の密度が低いフォームであれば、体重をかけたときに一気に沈み込み、結局は底付きに近い状態になります。つまり厚みは「必要条件」であって「十分条件」ではなく、密度とセットで確認する必要があります。カタログのcm表記だけで比較すると、実際に座ったときの感触と食い違うことがあるため注意が必要です。
用途別・厚みの目安
用途によって必要な厚みは変わります。座面がもともと柔らかい椅子なら薄手で十分ですし、硬い木の椅子や車の運転席、床に直接座る場合はより厚みが必要になります。以下は一般的な目安です。
| 厚み | 向いている用途 | 向かない用途 |
|---|---|---|
| 3cm前後 | 座面が柔らかい椅子の微調整 | 硬い椅子・長時間の使用 |
| 5cm前後 | 一般的なオフィスチェア・ダイニングチェア | 床座り・車の運転席 |
| 8cm前後 | 硬い椅子・車の運転席・床座り・車椅子 | 座面がすでに高い椅子 |
| 10cm以上 | 特に座面が低く硬い場合の補正 | デスクワーク全般(高さが合いにくい) |
厚みを足したら椅子の高さを引く
クッションを敷くと、その厚みの分だけ座面が高くなります。座面が上がると足の裏が床につかなくなり、太ももの裏に圧が集中して血流が滞りやすくなります。足が浮いた状態では骨盤も不安定になり、厚みのあるクッションを選んだ意味が薄れてしまいます。
厚みのあるクッションを使うときは、椅子の高さを厚み分だけ下げるか、それができない椅子であれば足台を用意して、足裏全体が床(または足台)に接する状態を作ってください。机との高さ関係も変わるため、肘の角度や画面の高さも一緒に見直すと安定します。

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厚みと携帯性のバランス
自宅・オフィス・車で使い回したい場合は、厚みが増えるほど重量とかさが増える点も考慮します。8cm前後であれば、多くの椅子や運転席で底付きを防ぎながら、持ち運びできる範囲に収まります。10cmを超えると、バッグに入れて移動する用途には向きにくくなります。
厚みだけでは解決しない問題
厚みを増やしても、椅子の背もたれが体に合わない、机が高すぎる、といった問題は解決しません。クッションはあくまで座面と体の間の圧のかかり方を変える道具であり、椅子全体の設計を作り直すものではないことを理解しておくと選択に迷いにくくなります。
厚みを決める判断の手順
迷ったときは、次の順番で確認すると失敗しにくくなります。まず今の椅子の座面が硬いか柔らかいかを確認し、次に底付きを感じているかどうかを座ってみて判断します。底付きを感じる場合は目安より一段厚いものを、感じない場合は薄手のものを候補にします。最後に、その厚みを足したときに椅子の高さを下げられるか、または足台を用意できるかを確認してから購入を決めます。
- 1. 座面の硬さを確認する(硬い・柔らかい)
- 2. 現状で底付きを感じているかを確認する
- 3. 目安の厚みから候補を1〜2種類に絞る
- 4. 高さ調整の手段(椅子の高さ・足台)を確認する
合わない場合の見直し方
選んだ厚みを使ってみても違和感が残る場合、原因が厚みではなく座面の奥行きや背もたれの角度にあることも少なくありません。厚みを変えても改善しないときは、無理に厚みだけを調整し続けるのではなく、椅子本体の奥行きや高さとの相性をあらためて確認してください。厚みはあくまで座面と体の間の一要素であり、単独で完結する調整ではない点を意識しておくと、買い直しを繰り返さずに済みます。
こんな方には向きません
- ・座面がもともと十分柔らかく、底付きを感じていない人
- ・厚みではなく背もたれの形状に不満がある人
- ・極端に座面の低い椅子で、これ以上座面を上げたくない人
- ・痛みの原因が椅子ではなく体調にあると考えられる人
ErgoPadは医療機器ではありません。痛みの治療や症状の改善をお約束するものではないため、痛みが続く場合・強くなる場合は医師にご相談ください。
ErgoPadの仕様
| 商品名 | ErgoPad 低反発シートクッション |
|---|---|
| サイズ | 約 幅42cm × 奥行32cm × 高さ8cm(背もたれ立ち上がり付き) |
| 重量 | 約 900g |
| 中材 | 高密度低反発ウレタンフォーム |
| カバー | 通気性メッシュ/取り外して洗濯可能 |
| 底面 | 滑り止めドット加工 |
| 形状 | 尾骨を浮かせるU字カットアウト・座骨サポート構造 |
| カラー | 全8色(在庫状況により変動) |
| 対応シーン | デスクワーク・在宅勤務・車の運転・車椅子・観戦・座敷 |
ErgoPadの厚みという選び方
ErgoPadは厚み約8cmに設定し、高密度の低反発ウレタンで底付きしにくいバランスをとっています。座面後方には尾骨を避けるU字カットアウトと、座骨を面で受けるくぼみを組み合わせているため、単に厚いだけでなく体重の受け方そのものを整えることを目指した形状です。
厚みを選ぶ際は、この記事の目安を参考にしつつ、実際に座って足裏が床につくか、椅子の高さを調整できるかを必ず確認してください。ErgoPadは医療機器ではなく、痛みの治療を保証するものではありません。
よくある質問
厚みは何cmから底付きを防げますか?
密度にもよりますが、一般的な低反発フォームであれば7〜8cm程度あると、体重をかけても底が伝わりにくくなります。3cm前後では長時間の使用で底付きしやすくなります。
厚いクッションほど腰に良いのですか?
厚みだけでは判断できません。密度が低いフォームは厚くても沈み込みが大きく、結局は底付きに近い状態になります。厚みと密度をあわせて確認してください。
クッションを敷いたら椅子はどう調整すればいいですか?
クッションの厚みの分だけ椅子を低くするか、足台を使って足裏全体が床につく高さに調整してください。足が浮くと骨盤が不安定になります。
車の運転席にも8cmは使えますか?
多くの車で使用できますが、シート位置とペダルの距離が変わるため、使用前にシートを調整し、視界とペダル操作に問題がないことを確認してください。
薄いクッションと厚いクッションを使い分ける必要はありますか?
座面の硬さによって使い分けると快適です。柔らかい椅子には薄手、硬い椅子や床座りには厚手が向いています。
厚みを選んでも底付きを感じる場合はどうすればいいですか?
密度が低いフォームの可能性があります。厚みを一段上げるか、高密度タイプに変更することで改善することがあります。
厚みの違いで重さも変わりますか?
厚みが増えるほど中材の量が増えるため重量も増します。持ち運ぶ機会が多い場合は8cm前後を上限の目安にすると扱いやすくなります。
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